革漉きとは
こんにちは。
めっきり冷えてきましたね。
お着物を着るスイッチが
入りやすくなるかなーーー。
※毎日は着ておりません。たまになのです。
さて私どもは革も扱っていますが、
袋物を仕立てる上で
革漉き(かわすき)という工程があります。
生地と違い厚みがあるので、
ヘリ返しの箇所や縫い合わせの箇所を
スライスして薄くするのです。
革を仕入れる段階で
まず全漉きといって
一枚まるごと希望の厚みに漉いてもらっていますが、
仕立ての際にさきほどの箇所をさらに
漉いて合わせていきます。
●ベタ漉き・・・全体に薄くするとき
がま口製品の口金に巻く革は
なんと0.2~0.3mmにベタ漉くそうです!

●へり漉き(段漉き)・・・ヘリ返し箇所

●折れ漉き・・・折り目を入れるため

●斜め漉き・・・縫い代など

↑ 広めの幅での斜め漉き。やわらかめの革でしたので
もっていかれて破れる可能性高めで緊張しつつの納得の仕上がり^^。
見えない箇所の地味目な作業のご紹介でした。
ではまた~。